

そのような疑問に、元エージェントの私がお答え致します。
エージェントを利用して転職活動を行う場合、利用方法を間違えてしまうと確実に転職活動に失敗しますので、転職を考えている方は是非最後までご覧ください。
もくじ
失敗しない転職エージェントの使い方
転職をしようと思ってエージェントに登録するだけでは、満足いく転職活動を行うことはできません。
転職エージェントの正しい使い方は以下の5つです。
・ビジネスモデルを知った上で利用する
・エージェント以外でも自分で選考を受ける
・自分の能力を確認するために利用する
・職務経歴書添削をしてもらう
・利用するのであれば複数利用する
これらを踏まえた上で転職エージェントを利用することが、転職活動を成功させるコツにも繋がってきます。
それぞれどのようなポイントがあるのかをみていきましょう。
ビジネスモデルを知った上で利用する
エージェントを利用する上でまず知っておくべきは、紹介会社のビジネスモデルです。
紹介会社の基本的なビジネスモデルは『入社した成功報酬をもらうこと』です。
ここを大前提で知っておかなければ、利用する際にエージェントに良いように言いくるめられて、結果的に振り返ると「満足いく転職ができなかった」なんてことにもなりかねないので、しっかりと勉強しておきましょう。
成功報酬といっても大きくは2つです。
・固定で数十万〜数百万
・年収の○%(多いのは30%)
基本的に利用するのであれば、後者の方が良いですが、そこを見分けることは不可能かと思いますので諦めましょう。
固定で数十万と決めている会社は『人が集まらないから利用している』という企業が多いです。
年収の○%の場合も同様のケースもありますが、良い人がいればお金を払ってでも採用したいという企業もいらっしゃいます。(主に理系に多い)
紹介の成功報酬があることによるメリット・デメリットは以下の通りです。
・年収の30%となるとエージェントが年収交渉を企業にしてくれる
・成功報酬があるため内定の交渉をしてくれる
・成功報酬があるため、ギリギリ内定ラインだと落ちる
・エージェントを利用しない方が内定をもらえる場合もある
・第二希望などで内定が出た際にエージェントに強引に勧められる可能性もある
このように成功報酬があるからこそ、エージェントも必死になってくれる反面、内定が出た際にはその企業をより良く見せてくる可能性があります。
そのため「これは本当のことを言っているのか」「実際のところはどうなのか」をしっかりと自分で考えた転職活動を実施しましょう。
エージェント以外でも自分で選考を受ける
転職エージェントを利用することによるメリットもありますので、全く否定はしませんが『エージェントのみを利用した就活』というのは控えるようにしましょう。
全てエージェントを利用した転職活動を行ってしまうと『エージェントのみの視線』で就活を行うことになります。
さらにはエージェントと契約をしていない企業に紹介されることは絶対にありませんので、気になる企業や求人があれば、自分で転職サイトかコーポレートサイトからエントリーをして応募するようにしましょう。
『エージェントが紹介できない企業もある』ということを知っておかなければ、紹介された企業全てが自分に向いているのかもしれないと勘違いしてしまう可能性もありますので注意してください。
自分の能力を確認するために利用する
この利用方法はエージェントには嫌われるかもしれませんが、元エージェントをしていた僕からすると、非常におすすめの方法です。
基本的にエージェントの立場からすると複数の求人を受けてもらうとしてきます。大体は3つですが、以下のような基準と知っておくと損はないでしょう。
・ちょっと頑張れば内定がもらえる企業
(もしくは頑張ったら内定がもらえるけど難しい企業)
・今の実力のままで内定がもらえる企業
・滑り止めでほとんど内定がもらえる企業
つまり、エージェントが出してきた求人で自分の大体の実力が分かるようになります。
それを良い意味で利用すれば自分が直接受けようとしている企業は、受かりそうなのかどうなのかを掴むことができます。
トラブルのもとになるので、あまりオススメはしませんが紹介してもらった求人を断って、エージェント経由ではなく自分で受けることも可能です。
エージェントがどのような求人を出してくるかを、自分の転職の市場確認に利用するのもオススメの方法です。
職務経歴書添削をしてもらう
転職エージェントを行っていて最も強く感じたことは、職務経歴書を書けない人が多いということでした。
転職活動をする上で職務経歴書の記入は必須となります。
元エージェントの私からしても年に1回は職務経歴書を書いて更新していくことをおすすめ致します。
理由は大きく2つです。
・去年よりどれくらい成長しているのかが分かる
・転職をする際に職務経歴書の書き方に困らない
職務経歴書はサラリーマンにとって健康診断のようなものと覚えておくと良いでしょう。去年よりどれくらい成長しているのか 、自分の成果はどれくらい出すことができたのか。
それらを明確に把握することができます。職務経歴書がうまく書けなかったり、書く内容が無いという方は転職をしようとしても難しくなりますので注意しておきましょう。
利用するのであれば複数利用する
転職がうまくいかない人がよくやってしまっているのは、1つの転職エージェントのみで転職を行ってしまっているということです。
先ほどお話しした通り、エージェントはボランティア団体ではなく営利団体です。
1つのエージェントのみに偏ってしまうとエージェント主観の転職活動となってしまいます。
多くの求人を受ける際にも注意が必要です。
・1つのエージェントから複数の選考を受ける
・複数のエージェントから1つずつ選考を受ける
上記であれば後者の方が良いです。複数のエージェントを利用することで自分のレベルがどれくらいなのかという点と、様々な視点で転職を考えることが可能になります。
可能な限り多くの選択肢から選ぶということを行いましょう。
転職をする上での理想の形とは
転職を行う上で最も理想的な形は以下の通りです。
『複数のエージェントから複数求人を受けておき、自分でも選考を進める』
これが転職を行う上では理想の形となります。20代の転職であればエージェントを利用することも悪くないし、メリットとなる点もありますが、最終的には自分の転職活動ですので自分の意思を大切にして転職活動を行ってください。
・ビジネスモデルを知った上で利用する
・エージェント以外でも自分で選考を受ける
・自分の能力を確認するために利用する
・職務経歴書添削をしてもらう
・利用するのであれば複数利用する
どのように転職エージェントを利用すれば良いんだろう?