このような悩みを解決する記事を用意いたしました。
もくじ
求人サイトの目的を考える
求人サイトのビジネスモデルにてお話しさせていただきましたが、企業側は人を採用するためにお金を払っております。
当然ながら企業側には営業の目標はもちろん、採用数字の目標も課せられております。
そのため、採用担当は採用数字に追われておりますし、企業側はお金を払っているため、費用対効果を下げるため、より良い人材をより多く採用しようとします。
皆さんも消費者として買い物をする際にコストパフォーマンスを重視するかと思います。
それは企業側にも同じことです。
まずは企業側も求人を掲載するのにお金を払っているということを念頭に置きましょう。
どんな嘘が多いのか?
それでは求人サイトは実際にどのような嘘が多いのでしょうか。
このポイントに関しましては、企業の目的を考えてみれば少し見えてくると思います。
企業側が求人サイトを通して望んでいることは、「より良い人を、より多く採用する」ということです。
もちろん企業によっては使用数字の制限もありますので、一概にはより多くとは言えませんが、あくまで上記が目標となります。
それでは目標を達成するためにはどのようなことが予想されるでしょうか?
皆さんが、仮に採用担当者として目標を与えられて「より良い人を、より多く採用する」となればこのようなことが思いつくのではないでしょうか?
●企業側の良いところを多めに書く
●企業側の悪い点に関しては、濁した言い方をする。もしくは記載しない
●特別な昇進例などを当たり前のように記載する
●都合が悪いことは記載しない
当然、より良い人をより多く採用するのであれば、このような手段が思いつくと思います。
これはまさに今の求人サイトで起こっているような記載方法です。
具体的にどのように記載されているのかを下記に記載します。
頑張り次第で年収〇〇万円以上も!
このように記載されている求人はよく見かけるのではないでしょうか。
当然、これからは「個の時代」になり頑張り次第で評価されるのは、間違いない時代になります。
しかしながら注意して欲しいのは、「本当に実績があるのか」ということです。
実際にはそのような実績がないのにも関わらずそのような記載をしている可能性もありますのでよく見極めましょう。
独立したい方〜サポート(応援)します!
最近のベンチャー企業や中書企業によく見かけることは多いのではないでしょうか?
これは、もちろん人によっては有難いことです。
しかしながら、これも同様に実績があるのか?というところを重視してください。
中には社長のモチベーションだけな可能性もあります。
もし私がこの文言に魅力を感じて応募するのであれば
●実際に御社から独立した人はいますか?
●それはグループ企業等になりますか?
●可能であれば一度お話をお伺いしたく思います。
のような質問をさせていただきます。
ワード以外にも注意した方が良い求人
上のような求人に記載されているワードはよく求人でも見かけるかもしれませんが、求人に記載されるワード以外にも気をつけた方が良いポイントがいくつか存在しております。
これは1つの求人サイトからは読み取るのが難しいケースもありますので、よく調べてみましょう。
提示給与の幅が大きい
求人票に記載されている給与の幅が大きい求人は注意しておきましょう。
例えば
20万円〜50万円!能力に応じて変動!
というような求人があった時に、実際に50万円で入社した人はいるのか。ということは知っておきたいポイントになるかと思います。
実際にはこのように提示されていたけれども、やっぱり最低の20万円〜のスタートというケースは全く珍しくありませんので、よく聞いておくことをお勧めします。
年中求人が掲載されている
求人が年中掲載されている企業は、よっぽどの人材不足であると考えられます。
年中求人の記載がされている企業からはこのようなことが予測できます。
●大幅な増員計画があり採用したい
●離職する人が多く入れ替えの人材が欲しい
注意するべきは2つ目のパターンの時です。
社員が離職する理由が最も大切になります。
今の時代1社に骨を埋める人の方が珍しく、転職が一般的になりましたが、あまりにも激しい離職率であれば注意すべきです。
どの転職サイトにも同じ求人が掲載されている
これも2つ目のパターンに近い部分がありますが、どの求人サイトにも同じような求人が掲載されているパターンも注意した方が良いでしょう。
当然、求人サイトにも得意な分野があります。
例えば、IT系に特化した求人サイトがあれば、20代に特化した求人サイトもあります。
それらすべてのサイトに求人が掲載されているということは、企業側は人を選んでおらず、とりあえず人数が欲しいと考えており、その結果離職率にも繋がっている可能性があります。
当然、企業側も採用基準があり、篩に掛ける必要がありますが、それがされていない場合は要注意です。
どうやって見抜けばいいの?
これだけ記載すると、どのように求人サイトを利用すればいいのか分からない。というような意見が出てくるかと思います。
実際に転職や就職するにあたってオススメの方法は以下のポイントです。
●友人などで働いている人に聞く
●SNSで企業の人と繋がる
●面接時に直接聞く
●エージェントを利用する
友人に実際に聞く
実際に企業にて勤めている友人に聞くのが最も信憑性が高いのではないでしょうか。
しかしながら、そんな友人はいない場合が多いかと思います。
また、人によっては友人と同じ会社には勤めたくないという人もいるかと思います。
SNSで企業の人と繋がる
今の時代はSNSが普及されておりますので、有効活用しない手はありません。
「個の時代」とも呼ばれている中で、SNSに注力している人は増えてきております。
そのような中で勤めている企業名を記載している人も多いです。
そのような人にダイレクトメッセージを送り質問させてもらう方法があります。
しかし、これで注意しなければならないのは以下の2つです。
●あなたの情報も見られる
●個人アカウントにアプローチする
あなたのアカウントも見られる
当然ユーザーにダイレクトメッセージを送るとなると、どのような人なのか、あなたのSNSも見られることになりますので、下手なことは投稿できませんので注意してください。
個人アカウントにアプローチする
これは求人サイト同様、企業のオフィシャルアカウント等にアプローチしても、運営している人は採用担当であったりと、企業の良いところしか載せていない情報になりますので、アプローチするアカウントをしっかりと見極めてください。
面接時に直接聞く
少しハードルは高いですが、聞きたいことは面接時に聞くのが1番です。
しかしながら面接時にこのようなことを聞ける人は何人いるでしょうか。
実際には給料のことや、入社してどれくらいで昇進している人がいるのかなど、最も気になる部分であるのに、そこが1番聞きづらいのではないでしょうか?
そのような人が実際に多いです。
そんな人のためにエージェントが存在していると思います。
エージェントを利用する
転職エージェントはもちろん、最近では新卒向けのエージェントも非常に増えております。
転職エージェントを利用するメリットとしては以下が挙げられます。
●エージェントが思う企業を聞ける
●直接聞きづらい質問をエージェントを介して聞ける
●書類選考などが通りやすい
転職活動や就職活動に慣れていない人はエージェントを利用することをオススメいたします。
エージェント利用する中でこのような質問をしておくのがオススメです。
●実際どんなイメージですか?
●直近で入社した人ってどんな人ですか?
●給料って実際にどうですか?
●紹介した人で早期退職した人はいますか?その理由は?
これらをエージェントに聞くことができるので、選考には全く関係ない状態で企業の情報を入手することができます。
これは就職活動や転職活動をする人にとっては非常にメリットですので、上の3つが難しい人は、まずエージェントに登録してみることをオススメいたします。
まとめ
求人サイトを登録する際には企業の視点に立って考えてみることをオススメいたします。
あくまで企業は「良い人材をより多く採用する」ということを考えてお金を払っております。
これを理解した上で登録しているのか、知らないで登録しているのかでは大きな差が生まれます。
まずはエージェントやSNSを利用して転職活動・就職活動に必要な情報を入手することから始めましょう。
●転職したくて転職サイトを見ているけど、本当に記載してある通りなのか?
●どの求人サイトにも同じようなことが書いてあるけど・・・
●どのように企業を見分ければいいの?
●ブラック企業には行きたくない。